セド・コーポレーション

溶接機から電動工具、荷役器具までさまざまな建設機械・工具類のレンタルを主要業務とするセド・コーポレーション（大阪府門真市）が輸入代理店として、オーストラリアワインの取り扱いを始めている。担当する河田美保取締役は「オーストラリアワインの印象が変わった」と商品の品質に自信を深めている。
自信の源は直輸入しているオーストラリアのワイナリー「アンヴァース」。自社所有のブドウ園を、世界有数のブドウ産地であるアデレードヒルズとラングホーンクリークに持つ。ファーストクラスのブドウ、伝統的なテクニックに加え、「少量収穫の上質なブドウから上質なワインを生産する」という一貫したポリシーによって、国内外から高い評価を得ている。
クリスマスシーズンには、ソフトで親しみやすいスパークリングワイン「アンヴァース・ＮＶ（ノンヴィンテージ）キュヴェ・ブラン」がお薦めとし、「ピリッとしたシトラスの香りで、後味はスッキリとしてさわやか」と好評だ。

アデレードヒルズの涼しい気候でワールドクラスの白ワインの伝統を受け継ぐのは「２０１６　キングズウェイ・シャルドネ」。手摘みでブドウを収穫し、最良のフレンチオーク樽が選別される。野生酵母を用いて10カ月間、酵母の澱（おり）の中で熟成。白桃、西洋ナシ、イチジクの香りに、ヌガーとカシューナッツがほのかに香る。２０１９年のワイン品評会「ジャパン・ワイン・チャレンジ」でベスト・オーストラリアワイン賞を獲得。赤ワインでは「２０１８　アデレードヒルズ・カベルネ・ソーヴィニヨン」が、アデレードヒルズのワイン品評会ブレンド部門で最優秀賞を受賞している。
河田取締役は高品質のワインを２３００円から５８００円という価格帯で届け、「オーストラリアワインの良さを広めたい」と意気込む。